お寺で宇宙学
OTERA DE UCHUGAKU

第5回お寺で宇宙学×夕陽を観る会「太陽、地球、宇宙人」

お寺で宇宙学第5回は去る4月16日、京都・東山の霊山正法寺にて、「夕陽を観る会」との 合同で開催しました。正法寺は東山の二年坂から115段の階段の参道を上がった霊山の中腹にあり、 京都市内を一望する絶好のロケーションにあります。

話題提供は正法寺と同じく京都・東山に位置する京都大学花山天文台の 柴田一成台長に、「太陽、地球、宇宙人」という題目でお願いしました。

お話は京大飛騨天文台や「ひので」衛星の美しい観測画像、動画を使った 最新の太陽研究紹介に始まり、太陽と地球の関係や「宇宙天気予報」、 そして最後は「宇宙人」にまで話題は広がりました。
資料はこちら(PDF, 11MB)

日没30分前からは「夕陽を観る会」に移行。この会は正法寺を拠点に活躍されている 多絃箏(たげんそう)奏者の朝倉彩さん(HP)を 中心に、定期的に正法寺で開催されています。「日想観」という、 西に沈む夕陽を拝む行が元になっているそうです。あいにく西の空に雲がかかって いたのですが、雲の合間に見える赤い夕陽を眺めながら、参加者が 思い思いに時間を過ごしました。

夕陽は写ってませんが雰囲気としてはこんな感じ。右は日没後の夜景。

終了後はいつものように持ち寄った食料とお酒で交流会。「夕陽を観る会」の メンバーの方もおられたからか、いつも以上にバラエティーに富んだ顔ぶれで 話がはずみました。最後は朝倉さんに多絃箏の演奏を聴かせて頂き一同感激! なぜかその写真はなく、下はどういう流れか忘れましたがアメリカンインディアンの 笛を吹いている筆者です。

なお今回の集めた参加費、計22000円は、全て フリースタイルな僧侶たちを通して 東日本大震災の被災地へ役立てて頂くための募金とさせて頂きましたのでご報告します。 それからカメラを忘れてしまったので、代わりにiPhoneで写真を取って下さった 参加者の方に感謝です。(文責:磯部)

第五回お寺で宇宙学 開催要領(記録用)

日時:2011年4月16日(土)
第1部:講演会 午後5時〜6時(受付は4時半から)、夕陽鑑賞 午後6時〜6時半(日没予定6時半)
第2部:交流会 午後6時半〜8時
会場:霊山正法寺(京都市東山区清閑寺霊山町35) 交通アクセス
話題提供科学者:柴田一成(京都大学花山天文台長)HP
題目:「太陽、地球、宇宙人」
ホスト役:朝倉彩(正法寺を拠点に活動する多絃箏(たげんそう)奏者:HP
定員:約50名
参加費:1000円(全額を東日本大震災の被災者への義援金として寄付します)
参加申し込み:下記をご覧下さい

主催:お寺で宇宙学実行委員会、夕陽を観る会
共催:京都大学宇宙総合学研究ユニット

企画の背景と今後の予定

「お寺で宇宙学」を企画した動機にはいくつかありますが、 基本的には「お寺で宇宙を語ったら面白かろう」ということです。 また、大学の研究者もお寺のお坊さんも、(個人差はありますが)多くが それぞれの研究の話や仏教の話をより多くの方に聞いてもらいたいと思っています。 ですが、もともと科学や学問に興味のない方に最新研究の話を聞いてもらったり、 普段仏教や宗教に縁遠い方にお寺へ足を運んでもらうことは、なかなか簡単では ありません。宇宙や科学と仏教という一見関連の薄いものを一緒にくっつけることで、 より広い層の関心を引くことができるのを期待しています。

「お寺で宇宙学」は、今後も2ヶ月に1回程度を目安に、京都近辺の あちこちのお寺で開催したいと考えています。取り上げる 題材は狭い意味の宇宙科学に限らず、宇宙で起きていることならなんでも いいことにします。今後取り上げるテーマとしては、「古い天文学と京都の歴史」、 「宇宙のお香を作ってみよう」、「生命科学と生命倫理」などを 考えています。(まだ考えているだけです。)

ご協力のお願い

会場を提供して下さる京都近辺のお寺を探しています。 可能であれば、仏教者のお立場から参加者にお話頂いたり、 議論に加わって下さる僧侶の方がいらっしゃるとなお嬉しいです。 もちろん会場提供だけでも構いません。 人数や開催日時、形態(飲食の可否など)は、会場を 提供して頂けるお寺の方針、ご都合に合わせてどのようにでも ご相談させて頂きます。また、京都近辺以外でも このような取り組みに興味を持って下さった方は、まずは 下記問い合わせまでメールでご連絡下さい。

お寺で宇宙学実行委員会

磯部洋明(京都大学宇宙総合学研究ユニット、実行委員代表)、 中島浩彰(僧侶、浄慶寺住職)、 池口龍法(僧侶、フリースタイルな僧侶たち代表)、 斎藤祥行(宇宙物理学の修士号を持つ僧侶)

問い合わせ先:磯部洋明 (otera@kwasan.kyoto-u.ac.jp)

これまでの記録

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