宇宙書会2014
宇宙書会2014「書家は宇宙をかき乱すのか」
趣旨
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ちょっと引いた視点で外から眺めてみれば、 この宇宙ができてから、そこに地球と生命、そして人間が生まれて様々な営みを始めることは 宇宙の中で自然に発生した一連の現象だとみることもできます。
その視点から見れば、一枚の書をしたためたり、地球を飛び出して宇宙へ行ったりすることで、 私たちはその行為がなければこの宇宙に存在しなかった何かを生み出して、 この宇宙を前より少しだけ「かき乱し」、豊かで面白い場所にすることができます。
宇宙書会2014では、昭和4年にできた歴史有る京都大学花山天文台を会場に、 まず宇宙が生まれてから人々が書をたしなむまでの歴史を宇宙物理学者がお話します。 その後、天気が良ければ小望遠鏡で星雲などの天体観望を行い、 感じたことを参加者の皆さんが書に表して、出来上がった書を観ながら 何を感じながら書いたか語りあいます。
書く文字は「雲」の予定です。 あめかんむりは空という意味で後の時代についたものです。「云」が雲をあらわしていて、竜のしっぽという説があるそうです。 空には竜がいて、雨を降らしたり、水害をおこしたり、神々のような存在がそこにあると思っていた時代のひとびとと、 遠い星雲や銀河を見る現代の私たちには、どこか似通っているところがあるでしょうか。
書を介して宇宙に想いをはせ、宇宙を介して書の機能を実践的に体感できるひとときを過ごしてみませんか。
開催概要
日時:2014年10月25日(土) 18:00-21:00
会場:京都大学花山天文台 本館 アクセス
講師:書家 Rimi HP、 宇宙物理学者 磯部洋明 HP
定員:20名程度
参加費:1000円
主催:理学研究科附属天文台、京都大学宇宙総合学研究ユニット
参加申し込み:参加を希望される方は世話人(tamazawa@kwasan.kyoto-u.ac.jp)までメールでご連絡下さい。 定員に達し次第締め切らせて頂きます。
公共交通機関がありませんので、タクシーか自家用車でお越し頂くことになります。 駐車場のスペースに限りがありますので、自家用車で来られる方は申し込みの際にその旨お書き下さい。
プログラム(暫定)
17:30 受付開始
18:00 「宇宙ができてから書が生まれるまで」 講演者:磯部洋明
18:40 小望遠鏡による天体観望(曇天の場合は宇宙映像等の上映)
19:20 書のワークショップ ファシリテータ:Rimi
20:30頃 終了
なお会場の花山天文台では、10/23-11/9の期間の週末、天文台全体をアートギャラリーとして様々な 作品を展示する 花山天文台ギャラリーウィーク を開催しています。ぜひワークショップ開始より早めにご来場頂き、作品をご覧下さい。
Galleryweekについて
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- 「宇宙書会2014」は
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- の一部として実施されます.
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- 花山天文台Galleryweek2014は
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- の教育研究の一環として実施します。
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- 企画運営は学生を中心とした企画運営チームが主体となって実施します。 本企画は
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- 、 および
- の支援を受けて実施します。