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H26年度 宇宙学拠点分野横断型講義 兼 研究科横断型教育プログラム(Bタイプ) 宇宙の人文社会学

H26年度 宇宙学拠点分野横断型講義 兼 研究科横断型教育プログラム(Bタイプ) 宇宙の人文社会学

講義概要

宇宙利用は拡大を続けており、通信、GPSなど人工衛星が必須の社会インフラ化する一方、新興国や民間による宇宙観光など様々なプレイヤーが参入し、世界の宇宙開発は大きく変容しつつある。これに伴い、宇宙空間のガバナンスや、人命や環境汚染のリスクに伴う倫理的問題など、人文社会科学の領域に入る様々な問題が新たに出現している。一方宇宙という人類がこれまで経験したことがないフィールドは、そこで活動する個々の人間とその社会に関する新しい視点と知見をもたらすという点で、人文社会科学そのものに新たな展開をもたらす可能性がある。この講義では、新たに出現しつつある学際的な分野である宇宙の人文社会学について現状を概説する。宇宙分野の理工系の大学院生は自分の研究の社会的・学術的な位置づけについての考察を深め、それ以外の分野の大学院生は自分の研究分野と宇宙との接点をみつけ、そこから新しい研究へ発展させることを目指す。

開講日:2014年 10/7,14,21,28, 11/4の5回
曜時限:火曜5限(16:30-18:00)
教室:北部構内 理学研究科4号館3階 328号室 北部構内マップ
講義担当者:磯部洋明(宇宙総合学研究ユニット特定准教授)

スケジュール

10月 7日 「宇宙と人文社会学の接点」担当:磯部洋明
10月14日 「日本の宇宙政策」担当:磯部洋明
10月21日 「宇宙倫理」担当:伊勢田哲治(文学研究科・准教授)、磯部洋明
10月28日 「宇宙産業」 担当:小川眞司(JAXA新事業促進センター・センター長)
11月 4日 テーマ未定(授業の進み方と受講者の関心によって決めます) 担当:磯部洋明

なお10月21日の会は、文学研究科 応用哲学・倫理学教育研究センターが 提供する 研究科横断科目「応用倫理学入門」 と合同での開催になります。

受講手続き

本講義は宇宙ユニットの大学院教育プログラム「宇宙学拠点」の分野横断型講義と、 京都大学全学の「研究科横断型教育プログラム(Bタイプ)」の講義を兼ねています。 研究科横断型教育プログラムとしての「学修証」の発行には事前の受講登録が必要ですが、 「学修証」の発行を必要としない場合(必要としない人が大半と思います)、本学の学生であれば徴候の際に事前登録は不要です。 大学院向け講義ですが、関心のある学部生も歓迎します。いずれにしても単位は出ません。
研究科横断型教育プログラムのシラバスはこちら

不明なことがあれば担当者の磯部(isobe@kwasan.kyoto-u.ac.jp)までお問い合わせ下さい。