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天変地異と人間(第2回)

研究会 「天変地異と人間」(第2回)

趣旨(第1回研究会より)

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本研究会は、科学と宗教を介した人間と宇宙(天変地異)の関係を考えよう、という 茫漠とした興味から、天文学、歴史学、宗教学等の研究者が集まって始める共同研究の キックオフの会です。第1回の研究会からの進展報告の他、具体的には以下のアプローチを取ります。

(1)中国の天文誌、バビロニア、古代地中海世界などの古文献中のオーロラや太陽黒点などの記述をサーベイし、過去の太陽活動や地磁気分布の情報を得て、放射性同位体等の地質学的証拠と照合する(天文学的意義)

(2)古代地中海世界におけるキリスト教の受容過程を手始めに、歴史叙述における天変地異とその同時代への影響を追う。 日食・月食・オーロラ−・地震等、実際に起きた天変地異を天体力学や地質学などの自然科学的手法でできる限り再現する。 (歴史・宗教・宗教史学的意義)

(3) 研究の時代・地域・宗教的範囲を拡大し、天変地異と人間の関係を通時的に描き、 現代日本社会の市井の人々にとって意味のある、科学と宗教の共存のあり方を探る(現代社会的意義)

「天変地異と人間」という観点に対してこういうアプローチができるんじゃないか?という アイディアをお持ちの研究者、学生の皆様のご参加をお待ちしております。

開催概要

日時:2014年11月26日(水) 13:30-16:30 27日(木)10:30-13:30(予定)
会場:11/26:東京大学山上会館地下001室 アクセス 11/27:京都大学品川オフィス第2会議室アクセス
主催:京都大学宇宙総合学研究ユニット
参加申し込み:参加を希望される方は世話人(tamazawa@kwasan.kyoto-u.ac.jp)までメールでご連絡下さい
世話人:磯部洋明、中西恭子、玉澤春史、早川尚志

話題提供者予定

*インフォーマルな議論中心ですので特にプログラムはありませんが、現在のところ以下の方々から それぞれ短い話題提供を予定しています。

  • 磯部洋明(京都大学宇宙総合学研究ユニット)「TBA」
  • 早川尚志(京都大学総合生存学館 歴史学)「新旧唐書に見える夜の虹」
  • 河村聡人(京都大学理学研究科 天文学)「古代オーロラ記録と月齢」

その他

11/26の夕方に懇親会を予定しております。