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宇宙倫理学教育プログラム(SEEP)

新着情報

(2022.04.08) 2022年度受講生募集の受付が終了しました。

(2022.04.05) 4月5日の『朝日新聞』(19面,京都)で紹介されました。

(2022.04.03) 4月3日の『朝日新聞GLOBE』(G2面)で紹介されました。

(2022.04.01) 2022年度選択科目一覧を公開しました。

(2022.03.17) 2022年度受講応募登録フォームを公開しました。

(2022.03.15) 2022年度必修科目時間割表を公開しました。

(2022.03.04) 2022年度受講生募集要項を公開しました。

(2022.02.05) 宇宙倫理学教育プログラムの広報動画を公開しました。

(2022.02.05) 本ページを公開しました。

宇宙倫理学教育プログラムとは

人類の宇宙進出が急速に進展しつつある今、それがもたらす様々な影響について倫理的な観点から慎重に検討することの重要性が高まっています。宇宙倫理学は、宇宙進出に伴う諸課題に倫理学の知見を用いて取り組む学問分野です。しかし、宇宙時代の新しい課題は、従来の地球上における倫理学の単なる応用によって解決することはできません。倫理学そのものを地球外へと拡張することも、宇宙倫理学の重要な特徴の1つです。

宇宙総合学研究ユニット(通称「宇宙ユニット」)が新しく開始する当プログラムでは、多様な分野の知見を組み合わせながら、より良い宇宙進出のあり方を考えるための知識とスキルを習得し、宇宙時代のための倫理的判断力を養います。文理を問わず、あらゆる分野の受講生を学内外より広く募集します。なお、修了者には修了証が発行されます。

修了要件

本プログラムの受講者は、「宇宙倫理学入門*」「倫理学講義*」「宇宙総合学(学部)/宇宙学(大学院)」「宇宙倫理学演習」を受講しつつ、「宇宙倫理学ゼミ」で各自が設定したテーマに沿った研究を進めます。これら5科目が本プログラムの必修科目です。これに加えて、本プログラムが提示するリストから選択科目を4単位分受講します。これらすべてを終え、ゼミでの研究成果を文章とプレゼンテーションの形式で発表することで修了となります。

* シラバス上の正式な科目名とは異なります。以下の「必修科目」をご覧ください。

本プログラムは、最短1年間で修了可能ですが、2年間以上かけて科目受講と研究を進めることも可能です。各自の計画や状況に合わせたペースで修了を目指すことができます。

(上記は学内受講者の修了要件となります。一般コースの場合、「宇宙倫理学入門」「宇宙総合学」「倫理学講義」については〈学習課題+レポート提出〉での認定となりますので、授業への参加は必要ありません。また、選択科目が修了要件に含まれません。「宇宙倫理学演習」「宇宙倫理学ゼミ」は、学内受講者と同様、毎回の現地参加が必要です。)

必修科目

 

宇宙倫理学入門

近年、人類の宇宙進出が急速に進展しつつある。地球外への活動領域拡大は、私たちに様々な恩恵をもたらすと同時に、新たな倫理的課題を突きつけることになるだろう、本講義では、人類の宇宙進出に伴う倫理的諸課題と、それらをめぐる倫理学的議論の概要を学ぶ。(シラバス上の科目名は「科学哲学科学史(特殊講義)」「倫理学(特殊講義)」)

倫理学講義

本講義の目的は、現代社会における倫理的問題について哲学的に考える仕方を受講者に身につけてもらうことである。本講義では、哲学的に考えるために重要な概念や理論をある程度は紹介しているが、それは知識を身につけるためではなく、倫理的な問題を哲学的に考える仕方を学ぶためである。本講義は『実践・倫理学』を主たるテキストとして、死刑や安楽死といった問題を取り上げて、講義とディスカッションを行う。(シラバス上の科目名は「系共通科目(倫理学A)」)

宇宙総合学

「宇宙総合学」とは、宇宙に関連するあらゆる学問分野、天文学、宇宙物理学、地球惑星科学などの理学から、宇宙航空工学、宇宙放射線科学、宇宙エネルギー学などの工学、宇宙医学、宇宙農学、 宇宙生物学などの生命科学、さらには宇宙倫理学、宇宙法、宇宙人類学などの文系の学問を総合して宇宙進出にともなう諸問題を解決しようという学問のことを言う。本講義では、京都大学で新しく生まれつつある宇宙総合学入門を講義する。

宇宙学

宇宙研究は幅広い学問分野に関わる総合学術であり、宇宙開発利用は科学技術、政治、経済、社会の様々なセクターに影響を与える。また、医学・生命科学や法学、倫理学等の人文社会科学も、宇宙という新しいフィールドとつながることで新たな視点を持ちこむことができる。個々の学生の専門分野と宇宙の関わりについて学ぶこと、そして様々な研究科の学生が議論に参加して違いに学び合うことで、そして分野横断的な研究の面白さと困難、方法論を学ぶことが研究科横断型教育としての目的である。

宇宙倫理学演習

宇宙倫理学に関する学術文献を取り上げ、正確な読解に基づくプレゼンテーションとディスカッションを展開できる能力を養う。

宇宙倫理学ゼミ

宇宙倫理学について、適切な先行研究サーベイに基づいて研究計画を立て、それに沿った研究を実施し、その成果を文章化するとともに、その内容について口頭発表する能力を養う。

選択科目

  選択科目一覧(2022年度

 

到達目標

知識

      1. 人類の宇宙進出の現状と展望を理解する。
      2. 人類の宇宙進出に伴う倫理的諸課題を理解する。
      3. 宇宙倫理学的課題に関する既存の見解や論証を理解する。
      4. 規範倫理学と応用倫理学の理論や概念について基本的な知識を習得する。
      5. 宇宙倫理学研究に関連する諸分野について幅広い知識を習得する。

スキル

      1. 宇宙倫理学に関する学術文献を正確かつ批判的に読解する能力を身につける。
      2. 宇宙倫理学的課題について建設的なディスカッションを行なう能力を身につける。
      3. 宇宙倫理学的課題の解決に資する研究を実施する能力を身につける。
      4. 宇宙倫理学に関する効果的なプレゼンテーションを行なう能力を身につける。
      5. 宇宙倫理学研究の成果を適切に文章化する能力を身につける。

参加教員


  ・嶺重 慎  (宇宙総合学研究ユニット長、理学研究科・教授)

  ・伊勢田 哲治(文学研究科・教授)
  ・児玉 聡  (文学研究科・教授)
  ・近藤 圭介 (法学研究科・准教授)
  ・桑島 修一郎(総合生存学館・特定教授)
  ・田口 真奈 (高等教育研究開発推進センター・准教授
  ・平岡 隆二 (人文科学研究所・准教授)
  ・常見 俊直 (理学研究科・講師)
  ・浅井 歩  (理学研究科・准教授)
  ・寺田 昌弘 (宇宙総合学研究ユニット・特定准教授)
  ・田島 知之 (宇宙総合学研究ユニット・特定助教)
  ・磯部 洋明 (宇宙総合学研究ユニット・特任准教授)
  ・清水 雄也 (宇宙総合学研究ユニット・特定助教)

  リサーチアシスタント
  ・名越 俊平 (理学研究科・博士後期課程)
  ・今井 慶悟 (文学研究科・博士後期課程)
  ・高口 和也 (文学研究科・博士後期課程)

代表挨拶

宇宙ユニットでは、新しく文理融合型の「宇宙倫理学教育プログラム」を実施することになりました。「宇宙倫理学」とは、あまり聞き慣れない言葉かもしれません。これは、民間の積極的な参入に触発されてますます活発になりつつある人類の宇宙進出・開発に伴って生じる倫理的諸問題を研究する学問です。宇宙ユニットでは、研究会をたちあげて、長らくこの課題に取り組んできました。その成果も踏まえて実施される本プログラムは、宇宙倫理的課題の内容とその背景を理解し、打開策を提案できる人材を育成することを目的としています。京大の学部生・大学院生の方はもちろんのこと、学外の方にも開かれたプログラムとなっています。

現在の専門や学問的背景は一切問いません。今まで、倫理学の「り」の字も、宇宙の「う」 の字も学んでこなかった方も、意欲さえあれば歓迎します。かくいう私も、倫理学の「り」も知らない一人ですが、学べることを楽しみにしています。受講すれば、宇宙倫理学のみならず、科学と社会との接点で生じるあらゆる倫理的諸課題への取り組みにおいても役立つものと確信します。

私たちとともに宇宙倫理学への道を探検してみませんか?

嶺重 慎

 

 

 

 

 

連絡窓口

  本プログラムに関するご質問等については、以下のメールアドレスまでご連絡ください。

  seep.usss.ku [@] gmail.com

  *期限のあることがらに関するお問い合わせは余裕をもってお送りください。返信が数日後になる場合があります。

 

  *2022年度の受講関連情報は以下からご覧いただけます。

   ・受講生募集要項(受付終了)

   ・必修科目時間割表

   ・選択科目一覧

   ・受講応募登録フォーム

 

 

文部科学省宇宙航空科学技術推進委託費「人文社会×宇宙」分野越境人材創造プログラム
 課題名「倫理学を基盤とした宇宙人材育成プログラムの開発と実践」(代表者:嶺重 慎)