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第2回オープンサイエンスデータ推進ワークショップー研究データの保存と公開ー

第2回オープンサイエンスデータ推進ワークショップー研究データの保存と公開ー

(2015.11.29追記)プログラム案を公開しました。
(2015.11.19追記)参加申し込み締め切りを11/25(水)まで延長しました。

開催主旨

  京都大学では本年9月から、学位論文も含め、科学研究の成果の基礎となったデー タを原則として10年間以上保存することがルール化された。既に同様な決まりが実施 されている機関もあれば、近々制定される大学・研究機関も多数あると推測される。 研究データをどのように保存すべきかは、個々の研究者・研究室にとっては今後悩ま しい問題になる可能性が高い。しかし、研究データの保存だけではなく、適切な形で の公開とセットにすることにより、データの再利用、分野横断的研究の推進、データ ベース構築者の業績評価など、数々の積極的な活用の可能性が広がると期待される。
 本年9月に行った初回のこのワークショップでは、オープンサイエンス、オープン データについての状況、意義、問題点などを一般的かつ広い視点からご講演をいただ き、それを基に議論するとともに、複数のデータベースを統合的に取り扱うためのシ ステム開発や、データベースに識別子(具体的にはDOI: Digital Object Identifier) を付与し、論文でデータ引用を行う動きと我が国に於ける進捗状況などが報告された。
  今回は、現実の問題となりつつある研究データの保存と公開の諸問題とその解決方 法、保存データの有効活用などについてにある程度的を絞り、具体的取り組みの紹介 も含めた情報交換と議論を行う。より一般的な話題についても歓迎する。
なお、招待講演予定者については、後日アナウンスさせていただく予定です。

前回のプログラムはこちらから御覧下さい。

開催要領

日程:2015年12月7日(月)13:00-17:30 (懇親会:18:00-20:00) 8日(火)10:00-17:00 会場:京都大学北部構内 理学研究科セミナーハウス アクセス(北部構内マップ内、建物番号10番) 主催:京都大学理学研究科附属地磁気世界資料解析センター(ICSU-World Data Systemメンバー) 共催:京都大学学際融合教育研究推進センター ICSU-World Data System (国際科学会議-世界科学データシステム) 京都大学宇宙総合学研究ユニット ワークショップ世話人:家森俊彦・能勢正仁  招待講演者(順不同・敬称略): ・Mustapha Mokrane (ICSU-World Data System/IPO Director) ・大園隼彦(岡山大学附属図書館) ・是津 耕司 (情報通信研究機構) ・梶田將司(京都大学学術情報メディアセンター) ・小島功(産業技術総合研究所) ・Bernd Ritschel (京都大学JSPS招へい研究者) ・他

          

プログラム

・(*)印は招待講演 30分 (講演25分+質疑応答5分)
・それ以外は 20分(講演15分+質疑応答5分)

12月7日(月)
12:00- 受付開始 13:00-13:10 趣旨説明・他   13:10-13:30 オープンサイエンスとデータ共有の最近の動向について 村山 泰啓 (情報通信研究機構) 13:30-14:00(*) WDS Publishing Data: the Building Blocks Mustapha Mokrane (World Data System- International Programme Office) 14:00-14:30(*) 産業技術総合研究所におけるオープンデータの現状と方向 小島 功 (産業技術総合研究所) 14:30-14:50 休憩 14:50-15:20(*) 研究データマネージメントのための情報環境整備 梶田 将司 (京大・学術情報メディアセンター) 15:20-15:50(*) リポジトリソフトウェアWEKOの活用事例とオープンサイエンスへの展開 山地 一禎(国立情報学研究所) 15:50-16:20(*) From Project Related Data Management to Sustainable Data and Knowledge Services – Berlin Declaration on Open Access to Knowledge in the Sciences and Humanities – Bernd Ritschel (GFZ Potsdam) 16:20-16:40 分野を越えたデータ利用における実践的体験 渡邉 堯 (ICSU WDS-IPO) 16:40-17:00 オープンサイエンスのジレンマ~研究者共同体のインセンティブと 結果オープン性へのモチベーション~ 北本 朝展 (国立情報学研究所) 17:00-17:30 コメントと補足 林 和弘 (科学技術・学術政策研究所 科学技術動向研究センター) 18:00-20:00 懇親会 (北部生協2階) 12月8日(火)
9:30- 受付開始 10:00-10:10 本日の予定・他   10:10-10:40(*) オープンデータによる学術のアンラーニング 岩田 修一 (事業構想大学院大学) 10:40-11:10(*) 研究データ管理:図書館ができること・すべきこと 大園 隼彦 (岡山大学) 11:10-11:30 休憩 11:30-11:50 データジャーナルでリポジトリを繋ぐ : 極地研での検討状況紹介 南山 泰之 (国立極地研究所) 11:50-12:10 電離圏全電子数データベースを例とした研究者グループによる 研究データの公開・維持について 齊藤 昭則 (京大・理) 12:10-12:30 オープンイノベーションへの期待 岡山 将也 (日立コンサルティング) 12:30-12:50 伊能忠敬の国宝磁針測量方位角帳「山島方位記」の市民開始の文理学際融合 解析の現実  -地磁気・歴史地理でのOpen Science- 辻本 元博 (日本地理学会員) 12:50-13:40 昼食 13:40-14:10(*) データサイテーションマイニングによる科学データの利活用分析(仮題)   是津 耕司 (情報通信研究機構) 14:10-14:30 分野を超えた協働支援環境ubiDIAS 西村 一 (海洋研究開発機構) 14:30-14:50 防災研究所附属地震予知研究センターの地震・地殻変動観測データ 加納 靖之 (京大・防災研) 14:50-15:10 休憩 15:10-15:30 IUGONETの活動によるデータ公開と利活用の状況の変化 梅村 宜生 (名大・ISEE) 15:30-15:50 地球研アーカイブズの現状と課題:学際・プロジェクト研究成果の収集・公開・利活用          安富 奈津子 (総合地球環境学研究所) 15:50-16:10   研究室あるいは研究者個人レベルのデータセットの保存と公開 家森俊彦 (京大・理) 16:10-16:30 総合討論・他    (終了)


申し込み方法

(2015.11.29追記)参加講演申し込みは既に締め切っておりますが、当日ご参加も歓迎です。  なお、申し込まなかったけれど、やはり、懇親会(会費4300円)にも参加していただける方は、 12月1日までにnoritakeat_kugi.kyoto-u.ac.jp(_at_を@に変換してください)にご連絡願います。
以下の参加申し込みフォームに記入し11/25までにメールにて申込ください。 noritake_at_kugi.kyoto-u.ac.jp (_at_を@に変換してください) までメールでお送り下さい。 その際、件名は「第2回オープンサイエンスデータ推進ワークショップ参加申込」として下さい。 なお、旅費が必要な方はお申し出願います。但し、人数は限られていますため、ご希望にそえない可能性もありますので、その場合はご容赦願います。
※ kugi.kyoto-u.ac.jpからのメールを着信許可していただけるよう設定をお願いします。

ーーーー第2回オープンサイエンスデータ推進ワークショップ参加申し込みフォームーーーー
氏名:
所属:
身分:
連絡先メールアドレス:
講演希望の有無:(有・無)
(有の場合)講演題目(日本語および英語):
旅費補助の希望の有無: (有・無)
(有の場合は、住所等、必要情報を後日問い合わせさせていただきます。)
懇親会(参加費4300円) ご参加の有無: (有・無)
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問い合わせ

本ワークショップに関する問い合わせは、世話人(iyemori_at_kugi.kyoto-u.ac.jp)までお願いします。